Claude Codeで何が作れる?実際に作れるものを具体例で紹介
文化祭の予約サイト、部活のシフト管理、お店の顧客管理ツールなど、Claude Codeで作れるものを具体例で紹介します。逆に、作るのが難しいものもあわせて説明します。
「AIで作れる」と聞いても、自分の作りたいものが当てはまるのかがわからなければ動けません。ここでは、実際に作れるもの7つと、作るのが難しいもの5つを、はっきり分けて挙げます。読み終えたときに、自分のアイデアがどちらに入るか判断できる状態を目指しました。
まず結論
Claude Codeで作れるのは、「情報を入れて、保存して、あとで見る」タイプのものです。
予約サイト、管理ツール、記録アプリ。こういったものは、ほとんどが作れます。
一方で、動画編集ソフトや対戦ゲームのような、複雑で反応の速さが求められるものは、簡単には作れません。
作れるもの7例
1. 文化祭の予約サイト
来場する人が日時を選んで予約できるページです。予約が入ったら一覧で見られるようにもできます。
紙とペンで管理していたものを、そのままWebに置き換えるイメージです。
2. 部活のシフト管理ツール
「誰が、いつ来られるか」を全員が入力して、自動で表にまとめるツールです。
LINEで「来週いつ空いてる?」と聞いて回る作業がなくなります。
3. お小遣い帳・家計簿アプリ
使ったお金を記録して、月ごとの合計やグラフを出します。
市販のアプリでは自分に合わないという人が、自分専用に作る例が多いです。
4. お店の顧客管理ツール
来店した人の名前、来た日、何をしたかを記録しておくものです。美容室や整体院など、個人でお店をやっている人がよく作ります。
ただし他人の個人情報を扱うので、公開前の確認が特に重要になります(後で説明します)。
5. アンケート集計ツール
質問に答えてもらい、結果を自動で集計するものです。
6. 社内の日報・売上確認ツール
毎日の数字を入力すると、グラフや合計が自動で出るものです。
7. 自分だけが使う小さなツール
「毎週やっている面倒な作業」を自動にするものです。実は、これが最初に作るものとしていちばんおすすめです。 自分が使うので、良し悪しの判断がすぐつくからです。
自分とAIでできることが多い
- 自分や友達だけで使うツール
- 学校や会社の中だけで使うツール
- アイデアを試すための試作品
- 利用者が少ない小さなサービス
専門家の知識が重要になる
- 他人の個人情報を預かる
- お金のやりとりをする
- 利用者が一気に増えたとき
- 動かなくなったときの復旧
実際に作るときの指示
「作れる」と言われても、どう頼めばいいかがわからないと動けません。上の7例それぞれについて、最初に打つ指示を挙げます。
予約サイト
文化祭の予約サイトを作りたいです。プログラミングは初めてです。
・来場者が「名前・希望日時・人数」を入力できる
・日時は10月20日の10時〜17時、30分ごとの枠から選ぶ
・各枠の定員は5人。埋まったら選べないようにする
・別のページで予約の一覧が見られる
まずは自分のパソコンの中で動く状態にしてください。
シフト管理ツール
部活のシフト管理ツールを作りたいです。
・メンバーが名前と、来られる日に○を入力する
・全員分が1つの表で見られる
・誰が何日来られるかの合計も出したい
スマホから入力する人が多いので、スマホで見やすくしてください。
顧客管理ツール
美容室の顧客管理ツールを作りたいです。
・来店したお客さんの「名前・来店日・施術内容」を記録する
・名前で検索できる
・前回の来店日が古い人を一覧で出せる
お客さんの個人情報を扱うので、
自分だけがログインして見られる形にしてください。
3つ目に注目してください。 「自分だけがログインして見られる形に」と明示しています。個人情報を扱うときは、この一文を必ず入れてください。 言わないと、誰でも見られる状態で作られることがあります。
保存と公開が必要になったら
作ったものを他の人にも使ってもらうなら、データの保存先と公開先が必要です。
このツールのデータを保存できるようにして、インターネットに公開したいです。
無料で始められる方法で、手順を1つずつ教えてください。
保存には Supabase、公開には Vercel が使われることが多いです。どちらも無料の範囲があり、1人で運用しても管理の手間がほとんど増えません。 名前を覚える必要はなく、上の指示で必要な準備まで案内してくれます。
作るのが難しいもの
正直に書きます。次のようなものは、Claude Codeを使っても簡単にはできません。
| 作りたいもの | なぜ難しいか |
|---|---|
| 対戦ゲーム | 何十人もの動きを一瞬でそろえる必要があり、専門的な技術が要る |
| 動画編集ソフト | 動画を扱う処理はとても重く、専用の知識が必要 |
| 何万人も同時に使うサービス | 人が増えたときに耐える設計が必要になる |
| 銀行のようなお金を直接扱う仕組み | 法律上の要件と、極めて高い安全性が求められる |
| スマホアプリ(ストアに出すもの) | 作ること自体は可能だが、審査や配布の手続きが別に必要 |
「絶対に不可能」ではありませんが、初めて作るものとしては向きません。
「作れる」と「公開できる」は違う
ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。
動くものを作るのと、他人に使ってもらえる状態にするのは、別の作業です。
たとえば、さきほどの「お店の顧客管理ツール」を考えてみてください。
作るだけなら、その日のうちにできます。でも公開するなら、こういうことを確認しなければいけません。
- 他のお店の人が、あなたのお客さんの情報を見られてしまわないか
- パスワードを知らない人が、勝手に中を見られないか
- データが消えてしまったとき、元に戻せるか
AIは、頼まれていないことは考えません。 「顧客管理ツールを作って」とだけ言えば、この3つは入らないことがあります。
実際、こういう調査結果があります。
58%
AIに任せて作られたアプリのうち、放置すると危ない重大な問題が1つ以上見つかったものの割合です。
だから、公開する前には必ず確認が要ります。何を確認すればいいかはAIでアプリができた!でも、そのまま公開して大丈夫?にまとめました。
どこから専門家に相談すべきか
目安はシンプルです。次のどれかに当てはまったら、一度誰かに見てもらってください。
- 自分以外の人の名前・連絡先・住所などを保存するここが該当したら公開しない
- お金のやりとりが発生するここが該当したら公開しない
- 誰でもインターネットからアクセスできる状態にするここが該当したら公開しない
- 使う人が数十人を超えそう
- 仕事や商売で本格的に使う
逆に、自分だけ、あるいは友達数人だけで使うものなら、気軽に作って大丈夫です。
よくある質問
Q. 作るのにどれくらい時間がかかりますか? A. 簡単なものなら数時間で動きます。ただし「動く」までと「人に使ってもらえる」までは別で、後者はもっとかかります。
Q. 作ったものは無料で公開できますか? A. 小規模なら無料で公開できるサービスがあります。使う人が増えると費用が発生します。
Q. 作ったあと、自分で直せますか? A. 直せます。「ここをこう変えて」と伝えれば修正してくれます。ただし、何をどう変えたいかは自分で言葉にする必要があります。
Q. 途中で作れなくなったらどうすれば? A. AIに聞いても堂々巡りになることがあります。そのときは詳しい人に聞くのが早いです。Claude Codeでも難しいことは何?も参考にしてください。
まとめ
- 作れるのは「情報を入れて、保存して、あとで見る」タイプのもの
- 予約サイト、管理ツール、記録アプリなどは十分作れる
- ゲームや動画編集、大規模サービスは難しい
- 「作れる」と「公開できる」は別。他人の情報やお金が絡むなら確認が必須
- 最初は「自分だけが使う小さなツール」から始めるのがおすすめ